9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.46%安の17443.15ポイントだった。中国企業指数は0.59%安の6247.88ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で488億9000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏でもみ合った。指数は前日に終値で4月25日以来およそ2カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも入ったが、9−10日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が控えているほか、中国では今週半ばから来週初めにかけて物価統計や貿易統計、国内総生産(GDP)など主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなった。
個別では、美団(
03690)やJDドットコム(
09618)が売られて指数を押し下げたほか、国薬控股(
01099)や康師傅控股(
00322)、安踏体育用品(
02020)の下落も目立った。半面、BYDエレクトロニック(
00285)や中升集団(
00881)が高い。24年6月中間決算で41−50%増益となる見通しを発表した紫金鉱業集団(
02899)は0.91%高。