週明け8日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比1.55%安の17524.06ポイントだった。中国企業指数は1.53%安の6284.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で893億1000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。相場の強気と弱気の分かれ目となる250日移動平均(大引け時点で17515.35ポイント)が下値支持線として意識され、同水準付近では下げ渋ったものの、終値は4月25日以来およそ2カ月半ぶりの安値圏だった。中国景気の先行き不透明感が強いなか、幅広いセクターが売りに押された。中国市場の株式相場の下落も地合いを悪化させた。
ハンセン指数構成銘柄では、海運株の東方海外(
00316)が大幅安。前週末に買われた医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、製薬の翰森製薬(
03692)も下げた。スマートフォン部品・製造受託のBYDエレクトロニック(
00285)、商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)、カジノ運営の銀河娯楽(
00027)は続落した。一方、自動車販売の中升集団(
00881)が高い。衛生用品の恒安国際集団(
01044)、通信大手のチャイナ・ユニコム(
00762)は反発した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.84%安の3566.63ポイントと続落。ライブコマースの東方甄選(
01797)、ネット損保の衆安在線財産保険(
06060)、電気自動車の蔚来集団(
09866)が大幅に下落した。半面、半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)、ショート動画の快手科技(
01024)が上げた。