2024-07-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、250日移動平均が下値支持線 東方海外に売り
週明け8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比1.34%安の17561.39ポイントだった。中国企業指数は1.30%安の6299.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で467億7000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。ただ、相場の強気と弱気の分かれ目となる250日移動平均(前引け時点で17515.50ポイント)が下値支持線として意識され、売り一巡後は底堅く推移した。中国景気の先行き不透明感が強いなか、内需関連の銘柄が売られ、相場の重荷だった。中国市場の株式相場の下落も地合いを悪化させた。
個別では、海運株の東方海外(
00316)が大幅安。食品・飲料株の農夫山泉(
09633)、中国蒙牛乳業(
02319)、華潤ビール(
00291)、不動産株の九龍倉置業地産(
01997)、龍湖集団(
00960)が続落。前週末に買われた医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)も下げた。一方、自動車販売の中升集団(
00881)が高い。衛生用品の恒安国際集団(
01044)、石油大手のシノペック(
00386)、通信大手のチャイナ・ユニコム(
00762)は反発した。