モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国政府系の免税店運営会社、中国旅遊集団中免(
01880)の目標株価をこれまでの85HKドルから60HKドルに引き下げた。投資判断は「イコールウエート」を維持。2024−25年の売上高予想を13−14%、純利益予想を6−14%それぞれ引き下げ、24年純利益が13億元になると見込んでいる。『AAストックス』が5日伝えた。
モルスタは、海南省の実店舗の免税品販売について、4−6月の売上高が5月初めの予想よりも低迷した。また、一部で報じられている消費税改革に関する動きについて、7月に開催する中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で税率が引き上げられることはないと予想。景気刺激策にならないことなどを理由に上げた。
中国旅遊集団中免の株価は日本時間午後4時17分現在、前日比3.72%高の54.30HKドルで推移している。