5日前場の香港市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.09%安の17832.38ポイントだった。中国企業指数は1.27%安の6388.95ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で478億7000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いたものの、朝方に下げに転じた。前日終値は心理的節目の18000ポイントを上回り、6月26日以来の高値だったとあって、利益確定売りが優勢。じりじりと下げ幅を広げ、前場の安値圏で引けた。中国本土の株安も地合いを悪化させ、「中字頭」(社名が「中国」で始まる)と呼ばれる国有企業系銘柄の下落が目立った。
個別では、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)と理想汽車(
02015)、自動車販売の中升集団(
00881)が安い。欧州連合(EU)がきょうから中国産の電気自動車(EV)に適用する追加関税が嫌気された。石炭大手の中国神華能源(
01088)は5営業日ぶりに反落。スマートフォン関連の舜宇光学科技(
02382)とBYDエレクトロニック(
00285)、食品・飲料株の中国蒙牛乳業(
02319)、万洲国際(
00288)、農夫山泉(
09633)も売られた。半面、主力製品を値上げしたと伝わった即席麺大手の康師傅控股(
00322)が5営業日続伸。製薬の中国生物製薬(
01177)と翰森製薬(
03692)、金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)も上昇した。