4日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。終値は前日比0.28%高の18028.28ポイントだった。中国企業指数は0.23%高の6470.86ポイント。メインボードの売買代金は概算で907億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった後、中盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、後場に入って持ち直すと、終値は心理的節目の18000ポイントを上回り、6月26日以来、約1週間ぶりの高値だった。前日のNY市場でS&P500とナスダック総合がそろって最高値を更新した流れを引き継いだほか、米国の利下げ期待や米10年債利回りの低下が好感されたものの、米雇用統計の発表を週末に控えて様子見ムードも強まり、相場の重しとなった。本土市場の下落も嫌気された。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)やアリババ集団(
09988)が買われて指数を押し上げたほか、トリップ・ドットコム(
09961)や康師傅控股(
00322)の上昇も目立った。金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(
02899)も高い。半面、李寧(
02331)や中国海外発展(
00688)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.63%高の3649.67ポイント。蔚来集団(
09866)や理想汽車(
02015)、小鵬汽車(
09868)が買われた。半面、モルスタが投資判断と目標株価を引き下げた快手科技(
01024)が売られたほか、前日17%超上昇していたセンスタイム(
00020)は利益確定の売りに押された。