中銀国際は最新リポートで、香港株式市場について、2024年下期もボラティリティの大きい展開が予想されるものの、先行きに慎重ながらも楽観的な見方を示した。資本市場の改革を促す新「国9条」が香港市場の健全な発展を促すと指摘。また、下期に香港株の流動性に向上に向けたより多くの追加措置が打ち出されることに期待を示した。『AAストックス』が4日伝えた。

　中銀国際は現時点で香港市場のバリュエーションが依然として魅力的で、年内にはハンセン指数が20010ポイントに到達すると予想。高配当株や、中国本土から相互取引を通じた香港株への投資で取引が活発な銘柄、業界での競争力が強い高成長銘柄を選好するとした。

　個別銘柄について、中銀国際はテンセント（00700）、中国建設銀行（00939）、中国農業銀行（01288）、中国工商銀行（01398）、招商銀行（03968）、チャイナ・モバイル（00941）、美団（03690）、小米集団（01810）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）、CNOOC（00883）、福耀ガラス（03606）、中国神華能源（01088）、チャイナ・テレコム（00728）、中国中鉄（00390）、華能国際電力（00902）、中国電力国際（02380）、万洲国際（00288）、ピン多多（PDD）、快手科技（01024）を推奨している。