休場明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.57%高の17819.50ポイントだった。中国企業指数は0.95%高の6392.06ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で686億1000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いたものの、朝方に上げに転じた。前週末に続いて高配当株とされる中国国有企業系の銘柄が買われ、金融株やエネルギー資源株が相場の上昇を主導した。前日の米ハイテク株高も投資家心理を強気に傾けた。もっとも、ハンセン指数が心理的節目の18000ポイントに接近すると利益確定売りが出たとみられ、上値の重さが目立った。米長期金利の上昇も警戒されたもよう。
個別では、不動産開発の龍湖集団(
00960)と中国海外発展(
00688)、電気自動車の理想汽車(
02015)、海運の東方海外(
00316)が高い。石油株のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)、石炭株の中国神華能源(
01088)はそろって続伸した。本土銀行株の中国工商銀行(
01398)と招商銀行(
03968)、保険株の中国平安保険(
02318)も買われた。一方、前週末に2024年6月中間期の業績見通しを発表した信義光能(
00968)が5%超下落。宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)、スポーツ用品の李寧(
02331)、ニット衣料の申洲国際集団(
02313)も大幅安となった。