2024-07-02 |
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NY市況(1日):ダウ50米ドル高、ハイテク株が買われナスダック総合が終値の最高値を更新
1日のNY株式相場は上昇。ハリケーンの影響でクルーズ株などが下落したものの、アップル、マイクロソフト、テスラなどのハイテク株の上昇が相場をけん引した。ダウ平均は狭いレンジでもみ合ったが、50.66米ドル高(+0.13%)と小幅に反発して終了。ユナイテッドヘルス、ホーム・デポが2%超下落したものの、メルクが3.31%高となったほか、アップル、ボーイング、ゴールドマン・サックス、マイクロソフト、アマゾンが2%超上昇した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.27%高、0.83%高と反発し、ナスダック総合は半月ぶりに終値の過去最高値を更新した。S&P500の11セクターはIT、一般消費財、金融など5セクターが上昇し、素材、資本財、不動産、公益など6セクターが下落した。米10年債利回りは先週末の4.343%から4.467%に上昇したものの、センチメントは良好。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の12.44ポイントから12.22ポイントに低下した。
朝方に発表された6月ISM製造業PMIは48.5と前月分の48.7や市場予想の49.1を下回った。弱い製造業PMIを受けて米10年債利回りは低下する場面もあったが、仏債の下落に連れて利回りが上昇した。今週は4日木曜日が独立記念日の祝日で株式市場が休場となるが、先行きの利下げ見通しを巡り週末金曜日に発表される6月雇用統計に注目が集まる。雇用統計では非農業部門雇用者数が19.0万人増と、5月の27.2万人増から減少が見込まれており、失業率は前月から横ばいの4.0%が予想されている。