週明け1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.92%高の2994.73ポイントだった。深セン成分指数は0.57%高の8899.17ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6580億7100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたが、ほどなくプラス圏へ切り返し、大引けにかけてもみ合いながら上げ幅を拡大した。終値は6月21日以来、およそ1週間ぶりの高値。寄り付き後に発表された財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が好感された。6月の財新中国製造業PMIは51.8%となり、市場予想の51.2を上回り、前月比0.1ポイント上昇した。一方、週末に中国の国家統計局が発表した6月の製造業PMIは前月比横ばいの49.5と市場予想と一致したものの、2カ月連続で50を割り込んだ。
セクター別では、石炭が全面高。不動産開発、不動産サービス、化学肥料なども買われた。半面、半導体、電子部品、光学光電子、コンピューターなどが下げた。
A株市場では、不動産株の保利発展控股集団(
600048)、招商局蛇口工業区控股(
001979)、万科企業(
000002)や、テック株の浙江水晶光電科技(
002273)などが大幅高。中国アルミ(
601600)、中国建築(
601668)、中国建設銀行(
601939)など、「中字頭」(社名が「中国」で始まる)と呼ばれる国有企業系銘柄の上昇が目立った。半面、スーパーマーケット大手の永輝超市(
601933)、送配電用機器の思源電気(
002028)、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)、酒造大手の貴州茅台酒(
600519)などが売られた。
上海B株指数は1.55%高の230.93ポイント、深センB株指数は0.32%高の1129.40ポイント。