香港証券取引所(
00388)は6月28日、取引コストの引き下げや流動性の向上に向けて、刻み幅(呼び値)の縮小について意見募集(パブリックコメント)を実施すると発表した。期間は9月20日までの12週間。
香港証取は2段階に分けて刻み幅を縮小する。第1段階は取引価格が10−50HKドルの証券で、刻み幅を50−60%引き下げる。現在は取引価格が10−20HKドルの証券の刻み幅は0.02HKドル、20−50HKドルは0.05HKドルとなっているが、それぞれ0.01HKドル、0.02HKドルに変更する。また、第2段階は第1段階の状況を踏まえた上で、実施するかを決定する。実施した場合、対象は取引価格が0.5−10HKドルの証券で、刻み幅を現在の0.01HKドルから0.005HKドルへ50%引き下げる。香港証取は第1段階の対象証券が約300銘柄、第2段階が約1300銘柄となる見通しを示した。