2024-06-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、買い戻しや政策期待で 造船株が全面高
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.98%高の2974.64ポイントだった。深セン成分指数は0.86%高の8925.60ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4054億8900万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上すると、上げ幅を拡大した。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったほか、7月15−18日に中国共産党の重要会議「3中全会」が開かれると決まり、政策期待も高まった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する5月の米個人消費支出(PCE)物価指数がきょう夜に発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなった。セクター別では、造船が全面高となったほか、電源設備や自動車も買われた。半面、文化・メディアやバッテリー素材が売られた。
上海B株指数は0.68%高の227.55ポイント、深センB株指数は0.05%高の1128.12ポイントだった。