2024-06-27 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(26日):ダウ15米ドル高と小幅反発 アマゾン、アップルが上昇しS&P500が2日続伸
26日のNY株式相場は上昇。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する5月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を金曜日に控えて様子見姿勢が強まったものの、アマゾン(+3.90%)、アップル(+2.00%)、テスラ(+4.81%)などのメガ・キャップ銘柄の上昇が相場を支えた。前日に6.76%高と4日ぶりに大幅反発したエヌビディアはほぼ終日マイナス圏で推移したが、0.25%高と小幅に2日続伸して終了し、予想を上回る決算が好感されたフェデックスは15.53%高と急伸した。ダウ平均は朝方に203米ドル安まで下落したものの、15.64米ドル高(+0.04%)とわずかながら反発して終了。S&P500も0.32%安まで下落後、0.16%高と2日続伸して終了。ハイテク株主体のナスダック総合も0.49%高と2日続伸した。米10年債利回りは前日の4.238%から4.323%に上昇したが、センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.84ポイントから12.55ポイントに低下した。
S&P500採用銘柄は326銘柄が下落し、上昇は175銘柄にとどまった。S&P500の11セクターは一般消費財(+1.98%)、IT(+0.37%)、コミュニケーション(+0.10%)の3セクターが上昇した一方、エネルギー、金融、公益、ヘルスケアなど8セクターが下落した。上昇率トップの一般消費財ではアマゾンが3.90%高となり、約2カ月ぶりに上場来高値を更新。時価総額は2兆150億ドルと、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アルファベットに続いての2兆ドル企業となった。