26日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。終値は前日比0.09%高の18089.93ポイントだった。中国企業指数は0.20%高の6477.24ポイント。メインボードの売買代金は概算で951億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まった後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開。前日の米ハイテク株高を受けた買いが相場を支えた。ただ、米長期金利の上昇が警戒されるなか、50日移動平均(大引け時点で18083.52ポイント)を超える水準では上値が重かった。米連邦準備理事会(FRB)が重視する5月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を28日に控え、様子見ムードも次第に広がった。セクター別では必需消費財と医療・ヘルスケアが上げた半面、素材とエネルギーが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、オンラインゲームのネットイース(
09999)が6%超高。中国当局が6月に認可した国産オンラインゲームの本数が4月と5月を上回り、買いを誘ったもよう。食品・飲料株の中国蒙牛乳業(
02319)とバドワイザーAPAC(
01876)、康師傅控股(
00322)、医薬品株の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)も高い。電気自動車の理想汽車(
02015)は3日続伸した。一方、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、医薬品卸しの国薬控股(
01099)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.94%高の3689.68ポイントと5営業日ぶりに反発。ヘルステックの平安健康医療科技(
01833)、半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)とSMIC(
00981)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)が高い。半面、白物家電大手の海爾智家(
06690)が大幅に反落した。