2024-06-25 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:4日ぶり反発も米中対立懸念が上値抑える、後場はマイナス圏も
25日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.25%高の18072.90ポイントだった。中国企業指数は0.36%高の6464.49ポイント。メインボードの売買代金は概算で937億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付くと、序盤は上昇率を1%超に広げたものの、同水準で伸び悩んだ。その後は上げ幅を縮め、後場後半はマイナス圏でもみ合う場面もあった。前日まで3営業日続落した後とあって、値ごろ感を意識した買いが相場を支えた半面、ハイテクや台湾情勢を巡る米中対立の激化への懸念が上値を抑えた。本土市場で上海総合指数が5営業日続落し、終値ベースで約4カ月半ぶり安値を更新したことも重荷となった。
ハンセン指数構成銘柄では、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、製薬会社の翰森製薬(
03692)が大幅高。本土不動産関連の龍湖集団(
00960)、華潤万象生活(
01209)、通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)なども買いを集めた。半面、テック株のSMIC(
00981)とレノボグループ(
00992)が大幅に続落したほか、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)と京東健康(
06618)、スマートフォン部品関連の舜宇光学科技(
02382)とBYDエレクトロニック(
00285)などが下げた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.60%安の3655.46ポイントと4営業日続落。東方甄選(
01797)、華虹半導体(
01347)が急落した。半面、蔚来集団(
09866)、トリップ・ドットコム(
09961)、美団(
03690)が上昇率上位だった。