2024-06-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:5日続落で約4カ月ぶり安値、半導体株などに売り
25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続落。終値は前日比0.44%安の2950.00ポイントだった。深セン成分指数は0.83%安の8850.29ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6481億9500万元だった。
上海総合指数はプラス圏に浮上する場面もあったが、マイナス圏での推移が目立ち、終値は2月20日以来、約4カ月ぶり安値だった。値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がったが、ハイテクや台湾情勢を巡る米中の対立激化が懸念され、相場の重しとなった。また、人民元安を受けて中国からの資本流出なども警戒された。セクター別では、半導体や通信設備、電子部品などが売られた半面、不動産サービスが全面高。観光・ホテルや教育も買われた。
A株市場では、完美世界(
002624)が大きく下げたほか、富士康工業互聯網(
601138)や隆基緑能科技(
601012)、曙光信息産業(
603019)などの下落も目立った。半面、浙江新和成(
002001)やウェイチャイ・パワー(
000338)が高かったほか、招商局蛇口工業区控股(
001979)や万科企業(
000002)など不動産株も買われた。
上海B株指数は0.43%安の226.37ポイント、深センB株指数は0.98%高の1117.74ポイント。