2024-06-25 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:5日続落、下げ幅拡大 米中の対立激化懸念などが重し
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続落。前場終値は前日比0.38%安の2951.95ポイントだった。深セン成分指数は0.62%安の8868.40ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3798億1100万元だった。
上海総合指数は、序盤はプラス圏で推移したが、マイナス圏に沈んで下げ幅を拡大した。指数は前日まで4日続落し、終値で2月28日以来、約4カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がったが、ハイテクや台湾情勢を巡る米中の対立激化が懸念され、相場の重しとなった。また、人民元安を受けて中国からの資本流出なども警戒された。セクター別では、半導体や電子部品、通信設備などが売られた半面、教育や自動車部品、電機などが買われた。
上海B株指数は0.69%安の225.79ポイント、深センB株指数は1.18%高の1119.91ポイントだった。