2024-06-25 |
米国/マーケット/証券 |
|
NY市況(24日):ダウ260米ドル高と5日続伸 エヌビディアが下落し、S&P500とナスダックが続落
24日のNY株式相場は高安まちまち。エヌビディアに利益確定売りが続き、大幅続落となったことでハイテク株が下落した一方、足もとでの出遅れ感が強い金融やエネルギー株が上昇した。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時、420米ドル高まで上値を伸ばし、260.88米ドル高(+0.67%)と5営業日続伸して終了。一方、S&P500は朝方に0.48%高まで上昇したものの、0.31%安と3営業日続落。ハイテク株主体のナスダック総合も1.09%安と大幅に3営業日続落し、下落率は4月30日以来の大きさとなった。先週4.03%安と9週ぶりに反落したエヌビディアは6.68%高と大幅に3営業日続落し、6月20日の上場来高値から16.09%下落。ただ、年初来では138.50%高となった。S&P500の11セクターはIT(-2.07%)、一般消費財(-0.74%)を除く9セクターが上昇。エネルギーが2.73%高となったほか、公益、生活必需品が1%超上昇し、金融、不動産も0.7-0.9%上昇した。ダウ平均採用銘柄はアムジェンが3.24%高となったほか、ゴールドマン・サックス、シェブロン、ベライゾンが2%超上昇し、コカ・コーラ、IBM、ボーイング、JPモルガン・チェースなども1%超上昇。一方、セールスフォースが2.09%安となり、アマゾン・ドット・コム、インテル、ホーム・デポが1%超下落した。
エヌビディアが利益確定売りに押されナスダック総合が大幅続落となったものの、6月月初来ではナスダック総合が4.55%高と、S&P500の3.23%高、ダウ平均の1.87%高をアウトパフォームし、年初来でもナスダック総合が16.56%高、S&P500が14.22%高、ダウ平均が4.57%高となった。四半期末、上半期末となる今週は、利下げ見通しを巡り、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する金曜日発表の5月個人消費支出(PCE)価格指数に要注目となる。