週明け24日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に3営業日続落。終値は前営業日比0.81ポイント安の18027.71ポイントだった。中国企業指数は1.34ポイント高の6441.16ポイント。メインボードの売買代金は概算で964億7000万HKドル。
ハンセン指数は終盤近くまで下落率1%前後でもみ合ったものの、大引けにかけて下げ幅を急速に縮小。始値で割り込んでいた心理的節目の18000ポイントを上抜け、前週末終値をわずかに下回る水準で終えた。ハイテクや台湾情勢を巡る米中対立の激化を懸念する売りが重荷だった。半面、景気変動の影響を受けにくいとされるディフェンシブ銘柄に買いが入り、相場を下支えした。セクター別では工業が下げた半面、公共事業が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、テック株のSMIC(
00981)とレノボグループ(
00992)が大きく売られた。最高経営責任者(CEO)の交代を前週末に発表した火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も安い。太陽光発電用ガラスの信義光能(
00968)は続落した。半面、前週末に下げた食品・飲料株の康師傅控股(
00322)、万洲国際(
00288)、バドワイザーAPAC(
01876)が買い直された。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.65%安の3677.51ポイントと3営業日続落。半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)、ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)が大幅に続落した。一方、オンライン旅行会社の同程旅行(
00780) 、電気自動車の小鵬汽車(
09868)が高い。