中信建投証券は最新リポートでテレビ大手のTCLエレクトロニクス(
01070)のカバレッジを「買い」で開始し、成長見通しが良好だと評価した。海外市場シェアが上昇し続けており、ディスプレー業務の売り上げ増加が期待できるとした。また、製品構成が継続的に最適化されていることで、営業利益率が新型コロナウイルス禍前の水準に持ち直し、ディスプレー業務の成長が売上高と利益の回復を支えるとの見方を示した。『智通財経』が24日伝えた。
中信建投証券は、TCLエレクトロニクスが国内外で市場シェアを高め、事業規模を拡大してきたと指摘。同時に、製品とチャネル構成の最適化、ローカライゼーションとコスト削減などを通じて利益水準の回復を進めてきたとした。2024−26年の予想は純利益がそれぞれ13億7600万HKドル、16億8200万HKドル、20億4600万HKドル、EPSが0.55HKドル、0.67HKドル、0.81HKドルとした。
TCLエレクトロニクスの株価は日本時間午後4時33分現在、前営業日比4.15%安のHKドルで推移している。