2024-06-24 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土大引け:4日続落で約4カ月ぶり安値、幅広いセクターに売り
週明け24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比1.17%安の2963.10ポイントだった。深セン成分指数は1.55%安の8924.17ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6956億1300万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移し、終値は2月28日以来、約4カ月ぶり安値だった。米財務省が21日、人工知能(AI)など先端分野で導入する中国向けの投資規制について細則を公表したことを受け、米中の対立激化などが懸念されたほか、人民元安を受けて中国からの資本流出も警戒された。セクター別では、輸送設備や貿易が全面安となったほか、電機や半導体など幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、電力や銀行の一角が買われた。
A株市場では、寧波均勝電子(
600699)や永輝超市(
601933)、三安光電(
600703)が大きく下げたほか、東江環保(
002672)や紫光(
000938)も安かった。半面、寧夏宝豊能源集団(
600989)や仏山市海天調味食品(
603288)、中国長江電力(
600900)などの上昇が目立った。
上海B株指数は1.29%安の227.35ポイント、深センB株指数は0.32%安の1106.88ポイント。