2024-06-24 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(21日):ダウ15米ドル高と4日続伸、エヌビディアが売られS&P500とナスダックが2日続落
21日のNY株式相場は高安まちまち。エヌビディアに利益確定売りが続いたことで半導体株が幅広く下落した一方、マクドナルドやナイキなどの消費関連株が上昇した。ダウ平均は73米ドル安まで下落後、122米ドル高まで上昇し、15.57米ドル高(+0.04%)で終了。休場となった19日を挟んで、わずかながら4日続伸となった。一方、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.16%安、0.18%安とともに小幅に2日続落した。半導体株はエヌビディアが前日の3.54%安に続いて3.22%安と大幅続落。週間では4.03%安と9週ぶりに反落。ただ、年初来では155.58%高となった。ブロードコムとマイクロン・テクノロジーも3-4%下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.27%安と2日続落した。S&P500の11セクターは一般消費財、コミュニケーション、ヘルスケアなど6セクターが上昇、IT、エネルギー、公益など5セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はマクドナルドが2.20%高となり、ナイキ、アマゾン、インテル、セールスフォース、シスコ・システムズも1%超上昇した一方、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、アップル、トラベラーズが1%超下落した。
週間ではダウ平均が561.17米ドル高(+1.45%)と反発し、5月10日終了週以来の大幅高となった。木曜日に初めて5500ポイント台突破したS&P500は0.61%高と3週続伸。前週まで2週続伸したナスダック総合は0.48ポイント高(+0.00%)とほぼ横ばいで終了した。
経済指標は、6月S&Pグローバル製造業PMI速報値が51.7と前月分の51.3や予想の51.0を上回り、同サービス業PMI速報値も55.1と前月の54.8や予想の53.7を上回った。5月中古住宅販売件数は前月分の414万件から411万件に減少したが、予想の410万件を小幅に上回った。強い経済指標を受けて米10年債利回りは前日の4.254%から4.279%まで上昇したが、4.257%とほぼ横ばいで終了した。