BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、鉄道向け電力制御システム大手、株洲中車時代電気(
03898)の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。需給バランスの回復に伴い、高性能パワー半導体IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)をはじめ、同社のパワー半導体部門の2024−25年の利益成長は鈍化すると予想した。『AAストックス』が21日伝えた。
BofASは、株洲中車時代電気のH株株価の年初来上昇率が39%に達していることに触れ、軌道交通設備部門の好材料はすでに織り込まれたとして、目標株価を32.8HKドルから31.7HKドルに下方修正。IGBTモジュール価格は短期的に下押し圧力がかかる可能性があるとして、新分野設備部門の24年と25年の粗利益率予想をそれぞれ23年の28%から27%、26%に低下すると予想した。
株洲中車時代電気の株価は日本時間午後4時27分現在、前日比3.81%安の29.00HKドルで推移している。