2024-06-21 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、一時18000ポイント割れ 美団に売り
21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.71%安の18021.56ポイントだった。中国企業指数は1.92%安の6429.92ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で550億5000万HKドル。
ハンセン指数は次第に下げ幅を広げ、ほぼ全面安の展開となった。米長期金利の上昇が嫌気されて幅広いセクターが売りに押され、小幅ながら心理的節目の18000ポイントを一時割り込む場面があった。人民元の対米ドル相場が下落基調を強め、中国からの資本流出を警戒する売りも出たもよう。中国人民銀行(中央銀行)が朝方に設定した人民元相場の基準値は1米ドル=7.1196元で、昨年11月23日以来の元安/ドル高水準だった。
個別では、生活アプリ運営の美団(
03690)が大きく売られ、相場の重荷となった。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、海運の東方海外(
00316)、石油大手のCNOOC(
00883)も安い。一方、不動産管理の華潤万象生活(
01209)が逆行高。