20日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.52%安の18335.32ポイントだった。中国企業指数は0.48%安の6556.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で1035億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まったものの、ほどなくマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。前日のNY市場は奴隷解放記念日で休場だったことから、手掛かり材料に乏しかった上、ハンセン指数は前日に2.87%高と大幅に反発し、終値で約2週間ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りも相場の重しとなった。本土市場の下落も嫌気された。
ハンセン指数構成銘柄では、海底撈国際(
06862)や龍湖集団(
00960)、中国生物製薬(
01177)が5%超下落したほか、京東健康(
06618)や石薬集団(
01093)も安かった。半面、「国家隊」と呼ばれる政府系資金が前日に買い入れたETFに関連し、連動する指数に組み入れられているCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)、チャイナ・ユニコム(
00762)などが買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.68%安の3767.88ポイント。前日急騰したビリビリ(
09626)は4.50%安と反落。指数構成銘柄以外では、前引け後に2024年3月本決算を発表したササ・インターナショナル(
00178)が7.89%高と大幅高。