2024-06-20 |
香港/企業動向/その他 |
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PwCとの監査契約解除相次ぐ、中国恒大集団の粉飾決算で
中国の民営不動産企業、中国恒大集団(
03333)の監査を担当したプライスウォーターハウスクーパース(PwC)との契約を解除する企業が相次いでいる。5月以降だけでも中国本土や香港に上場する42の企業が契約を解除している。42社には大型の金融機関や国有企業なども含まれ、PwCは少なくとも8億5000万元の収入を失うとみられている。『香港01』が20日伝えた。
業界関係者は現在の状況について、始まりに過ぎないと指摘。中国恒大集団の粉飾決算を巡る問題が悪化すれば、契約を解除する企業もさらに増えると予想した。一方、「Big4」と呼ばれる大手会計事務所の優位性は揺るがないものの、それに次ぐ会計事務所が台頭するチャンスになるとみている。