19日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反発。終値は前日比2.87%高の18430.39ポイントだった。中国企業指数は3.45%高の6587.77ポイント。メインボードの売買代金は概算で1127億5000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付き直後に心理的節目の18000ポイントを回復し、じりじりと上げ幅を拡大。幅広いセクターに買い直しが入り、ほぼ全面高の展開となった。終値は6日以来およそ2週間ぶりの高値。米長期金利の低下が続いている上、18日発表された5月の米小売売上高が予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方が広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が9%超上昇したほか、生活アプリ運営の美団(
03690)、スマートフォン・電気自動車の小米集団(
01810)が高い。石油株のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、医薬品関連の国薬控股(
01099)と阿里健康(
00241)も買われた。一方、白物家電大手の海爾智家(
06690)が逆行安。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.65%高の3832.32ポイントと反発。動画プラットフォームのビリビリ(
09626)が18.96%高と大幅に5営業日続伸した。画像認識システムのセンスタイム(
00020)も大幅高だった。構成30銘柄のうち下落は海爾智家だけだった。