19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.40%安の3018.05ポイントだった。深セン成分指数は1.07%安の9219.07ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7047億4900万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付くと、終始マイナス圏で推移した。市場全体を動かす材料が乏しいなか、中国景気の先行き不安や、中国と欧米の関係悪化への懸念が引き続き重しとなった。もっとも、下値は限られ、総じて3015−3030ポイントのレンジでもみ合った。
セクター別では、電源設備、太陽光発電設備、送配電設備、風力発電設備、バッテリーなどが安い。半面、建設コンサルティング、貴金属、石油、銀行などが買われた。
A株市場では、送配電用機器メーカーの思源電気(
002028)、自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(
002920)、電器部品メーカーの浙江三花智能控制(
002050)、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)の下げがきつい。油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(
601100)、免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)、太陽光発電関連の隆基緑能科技(
601012)、晶澳太陽能科技(
002459)なども売られた。半面、交通銀行(
601328)と上海浦東発展銀行(
600000)、スーパーマーケット大手の永輝超市(
601933)、非鉄金属の紫金鉱業集団(
601899)などが逆行高となった。
上海B株指数は0.11%高の235.33ポイント、深センB株指数は0.4%高の1127.95ポイント。