ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のスマートフォン大手、小米集団(
01810)の投資判断を「買い」、目標株価を23HKドルに設定した。足元の株価の下落が買いのチャンスになるとの見方を示した。小米集団の中核事業(電気自動車(EV)を除く)の24年予想PERが13倍、EV事業の24年予想株価売上高倍率(PSR)は1倍にとどまっていると指摘した。『インフォキャスト』が19日伝えた。
ゴールドマンは、今年のネット通販の大型セール「618」で小米集団の総取引額(GMV)が263億元に達したことに言及。小米集団の4−6月期の中国でのスマホとモノのインターネット(IoT)事業による収入は前年同期比9%、前四半期比13%それぞれ増加すると予想した。
小米集団の「人車家の全エコシステム」のブランド価値が向上しつつあり、スマートカーやハイエンドスマホの分野にも浸透していると指摘。また、海外での事業拡張と全世界における月間アクティブユーザー(MAU)の増加を背景に、IoTとインターネットサービス事業は構造的な成長が期待できるとした。
小米集団の株価は日本時間午後2時53分現在、前日比6.33%高の18.48HKドルで推移している。