19日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。18日発表された5月の米小売売上高が予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの期待が強まった。米長期金利の低下を受けて幅広いセクターで買いが先行し、寄り付き後に心理的節目の18000ポイントを上抜けた。
指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.95%高の18086.02ポイントで推移している。個別では、大型ネット株の美団(
03690)とアリババ集団(
09988)、金融株のAIAグループ(
01299)と招商銀行(
03968)が買われて指数の上昇を主導。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)も高い。一方、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が逆行安。