2024-06-19 |
米国/マーケット/証券 |
|
NY市況(18日):ダウ56米ドル高、エヌビディアが大幅高となりS&P500とナスダックが高値更新
18日のNY株式相場は続伸。米5月小売売上高が予想を下回り、米10年債利回りが低下したことが支援となった。エヌビディアが3.51%上昇し、時価総額が3兆3410億米ドルとマイクロソフトの3兆3170億米ドルを抜き、トップとなったほか、マイクロン・テクノロジー、スーパー・マイクロ・コンピューターも3%超上昇した。ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、56.76米ドル高(+0.15%)と小幅に2日続伸して終了。S&P500も0.25%高と2日続伸し、取引時間中と終値の最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合は0.03%高とわずかな上昇にとどまったが、7日連続で終値の最高値を更新した。S&P500の11セクターは金融、IT、資本財、エネルギーなど8セクターが上昇し、コミュニケーション、一般消費財、素材の3セクターが下落した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.75ポイントから12.30ポイントに低下した。
5月小売売上高は前月比+0.1%と市場予想の+0.3%を下回り、前月分も前月比横ばいから-0.2%に下方修正された。弱い小売売上高を受けて米10年債利回りは前日の4.279%から4.218%に低下した。利下げ見通しを巡っては、CMEのフェドウォッチ・ツールの11月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率が前日の76%から80%に上昇。年内2回の利下げ確率は62%から66%に上昇した。