18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。終値は前日比0.11%安の17915.55ポイントだった。中国企業指数は0.08%安の6368.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で923億4000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んでもみ合った。前場半ばには心理的節目の18000ポイントに乗せる場面もあったが、勢いは続かなかった。指数が約1カ月半ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが下値を支えた半面、5月の弱い経済指標を受けて中国景気の先行き懸念が引き続き重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)が安い。薬明生物技術について、米マサチューセッツ州ウースターで進めている生産能力の拡張プロジェクトを一時停止したと伝わった。本土不動産株の龍湖集団(
00960)と中国海外発展(
00688)、ネット株のネットイース(
09999)と百度(
09888)、自動車株の理想汽車(
02015)なども売られた。半面、支配株主による買い増しを好感して中国宏橋(
01378)が4%超上昇したほか、海運の東方海外(
00316)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、PC世界大手のレノボグループ(
00992)などが買いを集めた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.33%安の3697.21ポイントと反落。閲文集団(
00772)や阿里健康(
00241)、平安健康医療科技(
01833)などが売られた半面、華虹半導体(
01347)、衆安在線財産保険(
06060)、ビリビリ(
09626)などが逆行高を演じた。