18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.18%安の17903.06ポイントだった。中国企業指数は0.10%安の6366.94ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で494億7000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。前場半ばには心理的節目の18000ポイントに乗せる場面もあったが、節目付近の売り圧力が意識されると下向きに転じた。指数が約1カ月半ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが下値を支えた半面、5月の弱い経済指標を受けて中国景気の先行き懸念が引き続き重しとなった。
個別では、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、半導体受託製造のSMIC(
00981)、海運の東方海外(
00316)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)などが高い。半面、オンラインゲーム大手のネットイース(
09999)、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)などの下げが目立った。H株転換社債の発行と第三者割当増資を実施すると発表した紫金鉱業集団(
02899)も売られた。