18日の香港市場でハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた後、前日終値を挟んでもみ合う展開。指数が約1カ月半ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが下値を支えている。半面、前日までに発表された5月の中国の金融統計や、鉱工業生産など主要経済指標、70都市の新築住宅価格が総じて弱い内容だったことから、中国景気の先行き懸念が引き続き重しとなっている。
指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.11%高の17956.24ポイントで推移。個別では、豚肉大手の万洲国際(
00288)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、石油メジャーのCNOOC(
00883)が高い。大型ネット株の美団(
03690)が買われ、指数を押し上げている。半面、H株転換社債の発行と第三者割当増資を実施すると発表した紫金鉱業集団(
02899)が売られているほか、本土不動産株の龍湖集団(
00960)、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)などが安い。