2024-06-18 |
香港/企業動向/鉱業 |
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紫金鉱業集団、H株転換社債の発行と第三者割当増資で合意
中国の大手金鉱会社、紫金鉱業集団(
02899/
601899)は18日朝方、H株転換社債(CB)の発行とH株第三者割当増資の実施について、引受幹事と合意した発表した。CBの元金総額は20億米ドルで、2029年に満期を迎える。正味調達額は19億7900万米ドルに上る見通しで、オフショア債務の借り換えに充てる。一方、第三者割当増資では6者以上に最大2億5200万株(増資後の発行済み株数の0.95%)を割り当て、正味で38億7100万HKドルを調達する見通し。買収や運転資金など、海外事業の運営と拡大に使用する。
CBの年利は1%。当初行使価格は1株につき19.84HKドルで、17日終値の16.32HKドルを約21.6%上回る水準。同価格ですべて行使された場合、紫金鉱業集団はH株7億8700万株(新株発行後の発行済み株数の2.9%)を発行することになる。第三者割当増資の新株の発行価格は1株につき15.50HKドルで、17日終値を約5.02%下回っている。