2024-06-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け: 小幅続落、方向感欠く 公共事業株・通信株に売り
週明け17日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。終値は前営業日比0.03%安の17936.12ポイントだった。中国企業指数は0.02%安の6373.48ポイント。メインボードの売買代金は概算で963億2000万HKドル。
強弱の材料が交錯するなか、ハンセン指数は方向感を欠いた展開だった。安く寄り付いたものの、米長期金利の低下傾向を受けてハイテク株を中心に買いが優勢となり、序盤に上げに転じた。ただ、心理的節目の18000ポイントを超える水準では上値が重く、中盤以降は前週末終値付近でもみ合った。セクター別では公共事業、エネルギー、通信、不動産・建設の下げが目立った。中国国家統計局が午前に発表した5月の主要経済統計はまちまちの内容。小売売上高が市場予想を上回った半面、鉱工業生産が下振れした。
ハンセン指数構成銘柄では、都市ガスの新奥能源(
02688)、電力の華潤電力控股(
00836)と中電控股(
00002)が大幅に続落。前週末に高かった華潤ビール(
00291)と龍湖集団(
00960)、国薬控股(
01099)も下落した。半面、スマートフォン部品関連のBYDエレクトロニック(
00285)と舜宇光学科技(
02382)、食品・飲料株の康師傅控股(
00322)と中国蒙牛乳業(
02319)が買われた。半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、生活アプリ運営の美団(
03690)は反発した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.05%高の3709.35ポイントと小幅に反発。ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)と半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)が反発した一方、キングソフト(
03888)、金蝶国際ソフト(
00268)、平安健康医療科技(
01833)の下げがきつい。