週明け17日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。中国景気の先行き不透明感から幅広いセクターで売りが先行している。中国人民銀行(中央銀行)が前週末に発表した5月の金融統計は総じて予想から下振れした。中国と欧米の関係悪化リスクも引き続き意識されたもよう。
指数は日本時間午前10時31分現在、前営業日比0.84%安の17791.80ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)が売られ、相場の重荷となっている。ビール大手の華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)、医薬品卸売り大手の国薬控股(
01099)が安い。半面、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)とスマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)が反発している。