2024-06-14 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土大引け:反発、終盤にプラス圏浮上 保険株や証券株に買い
14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.12%高の3032.63ポイントだった。深セン成分指数は0.50%高の9252.25ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8480億9500万元だった。
上海総合指数は中盤までマイナス圏での推移が目立ったが、終盤にプラス圏に浮上してこの日の取引を終えた。貿易や対ロシア制裁を巡る欧米と中国の関係悪化が警戒されたほか、中国の5月の鉱工業生産や小売売上高などの主要経済指標の発表を17日に控えて様子見ムードも強まったが、指数は約1カ月半ぶりの安値水準とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。セクター別では、保険が全面高となったほか、証券や不動産開発も買われた。半面、造船が全面安。医療サービスやバイオ製品なども売られた。
A株市場では、金風科技(
002202)が大きく上げたほか、招商局蛇口工業区控股(
001979)や万科企業(
000002)など不動産株も高い。前日売られた上海汽車集団(
600104)も上昇した。半面、浙江三花智能控制(
002050)や中国船舶重工(
601989)、交通銀行(
601328)などが売られた。
上海B株指数は0.22%高の237.03ポイント、深センB株指数は0.32%高の1116.95ポイント。