2024-06-14 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、18000ポイント割れ 周大福珠宝が大幅安
14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.67%安の17991.04ポイントだった。中国企業指数は0.52%安の6388.47ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で579億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まり、心理的節目の18000ポイントを挟んでもみ合い。貿易や対ロシア制裁を巡る欧米と中国の関係悪化が警戒された。中国の5月の鉱工業生産や小売売上高などの主要経済指標が週明け17日に発表されるとあって、様子見ムードも広がった。もっとも、米長期金利の低下を受けた買いも入り、下値は限定的。ハンセン指数は50日移動平均(前引け時点で17931.41ポイント)付近では下げ渋った。
個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)と子会社の阿里健康(
00241)が売られ、相場の重荷となった。前日大引け後に2024年3月本決算を発表した周大福珠宝(
01929)は8%近く下落。医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)がそろって続落した。半面、不動産銘柄の龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、華潤万象生活(
01209)、中国海外発展(
00688)が大幅高。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、電力大手の華潤電力控股(
00836)も高い。