13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.54%高の18034.42ポイントだった。中国企業指数は0.49%高の6390.53ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で577億7000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の18000ポイントを上回る水準で寄り付いたものの、徐々に上げ幅を縮小すると、一時、節目を割る場面もあった。前日のNY市場でS&P500とナスダック総合が最高値を更新したことが好感されたほか、ハンセン指数は前日まで3日続落し、約1カ月半ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きも広がった。ただ、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が12日、中国から輸入する電気自動車(EV)に対し、最大38.1%の追加関税を課すと発表したことを受け、貿易摩擦などが懸念され、相場の重しとなった。
個別では、BYD(
01211)が7%超上昇。EUによる追加関税の税率が同業他社より低い水準に設定されたことが好感されたもよう。BYDエレクトロニック(
00285)や創科実業(
00669)の上昇も目立った。半面、海爾智家(
06690)や紫金鉱業集団(
02899)が売られたほか、龍湖集団(
00960)や中国海外発展(
00688)など不動産株も安かった。