12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.31%高の3037.47ポイントだった。深セン成分指数は0.08%高の9269.94ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6919億2100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前場は前日終値を挟んだ一進一退の展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に様子見気分が漂い、相場は方向感に乏しかった。もっとも、指数は約1カ月半ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが入った。後場にプラス圏に浮上すると、もみ合いながら上げ幅を拡大した。
セクター別では、石炭が全面高。文化・メディア、コンシューマーエレクトロニクス、医療サービス、ゲームも高い。半面、保険が全面安となったほか、銀行、太陽光発電がさえなかった。
A株市場では、テック株の浙江水晶光電科技(
002273)、立訊精密工業(
002475)が大幅高。自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(
002920)、寧波均勝電子(
600699)、石炭大手の中国神華能源(
601088)、中国アルミ(
601600)なども買われた。半面、中堅銀行の中信銀行(
601998)、ビールメーカーの北京燕京ビール(
000729)、化学品メーカーの万華化学集団(
600309)、製薬の江蘇恒瑞医薬(
600276)、華潤三九医薬(
000999)などが下げた。
上海B株指数は1.89%高の237.80ポイント、深センB株指数は0.38%高の1112.68ポイント。