2024-06-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反落で約1カ月半ぶり安値、貴金属株など全面安
休場明け11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前営業日比0.76%安の3028.05ポイントだった。深セン成分指数は0.07%高の9262.35ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7029億2800万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で推移した。週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるほか、5月の米消費者物価指数(CPI)、中国の5月の物価統計や金融統計の発表が控えており、様子見ムードは強く、相場の重しとなった。指数は終盤に下げ幅をやや縮小したものの、終値は4月23日以来、約1カ月半ぶり安値だった。セクター別では、貴金属や銀行、保険が全面安となったほか、海運・港湾、鉄道・道路なども売られた。半面、半導体や電子化学品、電子部品などが買われた。
A株市場では、金価格の下落を受けて紫金鉱業集団(
601899)が売られたほか、中国船舶重工(
601989)や鄭州千味央厨食品(
001215)、瀘州老窖(
000568)などの下落も目立った。半面、BYD(
002594)が買われたほか、永輝超市(
601933)や紫光国芯微電子(
002049)も高かった。
上海B株指数は0.52%安の233.40ポイント、深センB株指数は0.72%安の1108.45ポイント。