2024-06-11 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、米利下げ期待の後退を嫌気
連休明け11日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前週末発表の5月の米雇用統計の予想上振れを受けて、市場の米利下げ期待が一段と後退したことを嫌気。また、週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)と5月の米消費者物価指数(CPI)の発表、中国の5月の物価統計と金融統計の発表を控えており、国内外の重要イベントを前に投資家は積極的にリスクを取りにくくなっている。
指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比1.32%安の18123.76ポイントで推移。個別では、香港不動産関連のLink REIT(
00823)、恒基兆業地産(
00012)、恒隆地産(
00101)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、非鉄金属の紫金鉱業集団(
02899)が大幅安。アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)も大きく売られ、指数を押し下げている。半面、海運株の東方海外(
00316)、石油メジャーのCNOOC(
00883)、電力株の華潤電力控股(
00836)などが買われている。