2024-06-07 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、米ハイテク株安が重荷 レノボに売り
7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.42%安の18399.04ポイントだった。中国企業指数は0.55%安の6519.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で569億1000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して始まったものの、下げに転じた。米長期金利の低下が一服し、前日のNY市場でハイテク株が売られたことで投資家心理が悪化した。午前に発表された5月の中国貿易統計は、米ドル建ての輸出が市場予想を上回った半面、輸入が下振れしており、中国景気の不透明感が改めて意識されたとみられる。5月の米雇用統計がきょう夜に発表されるとあって、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。
個別では、大型ネット株のテンセント(
00700)が反落し、相場の重荷だった。前日高かったパソコン大手のレノボグループ(
00992)は大幅安。ガラスメーカーの信義光能(
00968)と信義ガラス(
00868)、電動工具大手の創科実業(
00669)、電気自動車の理想汽車(
02015)も安い。一方、電力大手の華潤電力控股(
00836)が大幅高となった。宝飾販売の周大福珠宝(
01929)、不動産管理の華潤万象生活(
01209)、公共事業の長江インフラ(
01038)、通信のチャイナ・ユニコム(
00762)は反発した。