2024-06-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、連休前に持ち高調整の売り 造船株は全面高
7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.23%安の3041.79ポイントだった。深セン成分指数は1.19%安の9229.31ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4567億2800万元だった。
上海総合指数は高く始まった後、徐々に上げ幅を縮小し、マイナス圏に沈んだ。指数は前日に終値で4月24日以来およそ1カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったが、米雇用統計の発表を前に様子見ムードは強く、相場の重しとなった。また、端午節の連休を前に持ち高を調整する動きも広がった。注目された中国の5月の貿易統計(米ドル建て)は、輸出が前年同月比7.6%増となり、市場予想(6.0%増)から上振れた半面、輸入は1.8%増で市場予想の4.2%増を下回った。セクター別では、自動車サービスやバッテリー素材、太陽光発電設備などが売られた半面、造船が全面高。不動産サービスや環境保護も買われた。
上海B株指数は1.03%高の230.63ポイント、深センB株指数は0.24%安の1109.17ポイントだった。