7日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。米国で労働需給の緩和を示す経済指標が相次いだことで、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始に期待する買いが先行している。もっとも、きょう夜発表される5月の米雇用統計の結果を見極めたいとの気分も漂い、寄り付き直後に小安くなる場面があった。
指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.27%高の18527.30ポイントで推移している。個別では、金鉱株の紫金鉱業集団(
02899)、石油株のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)が買われている。前日大引け後に5月の不動産販売データを発表した中国海外発展(
00688)が高い。半面、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が大幅に下落している。