2024-06-07 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(6日):ダウ78米ドル高と3日続伸、S&P500とナスダックは小幅反落
6日のNY株式相場は高安まちまち。注目の米5月雇用統計の発表を翌日に控え、様子見姿勢が強まった。
ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、78.84米ドル高(+0.20%)と3日続伸して終了。一方、S&P500は一時、0.16%高まで上昇し前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、0.02%安とわずかながら5日ぶりに反落して終了した。
ハイテク株主体のナスダック総合も0.28%高まで上昇し連日で取引時間中の史上最高値を更新したが、0.09%安で終了し、4日ぶりに小幅反落した。時価総額が3兆米ドルを上回り、足もとの相場上昇をけん引したエヌビディアは朝方に2.57%高まで上昇し上場来高値を更新したが、1.18%安と4日ぶりに反落して終了した。
S&P500の11セクターは一般消費財、エネルギー、生活必需品、ヘルスケアなど7セクターが上昇した一方、公益、資本財、ITの3セクターが下落し、金融が変わらずとなった。
寄り前に発表された週間新規失業保険申請件数は22.9万件と前週分の22.1万件や予想の22.0万件を上回る弱い結果となった。火曜日の米雇用動態調査(JOLTS)5月求人件数や水曜日の5月ADP民間部門雇用者数に続いて労働市場の減速を示すものとなり、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が強まった。
金曜日に発表される5月雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が18.5万人増と4月分の17.5万人増から増加が見込まれ、失業率は3.9%と前月から横ばいが予想されている。