6日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.28%高の18476.80ポイントだった。中国企業指数は0.19%高の6555.06ポイント。メインボードの売買代金は概算で1145億6000万HKドル。
ハンセン指数は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、前場はプラス圏で推移した。5月のADP民間部門雇用者数が予想を下回る弱い結果となったことで早期利下げ期待が高まり、香港市場でも買いが広がった。ただ、7日に中国の貿易統計や米国の雇用統計が発表されるとあって様子見ムードは強く、後場に入って上げ幅を縮小すると、本土市場の下落も嫌気され、一時マイナス圏に沈む場面もあった。
ハンセン指数構成銘柄では、阿里健康(
00241)が6%超上昇したほか、SMIC(
00981)が5%超、舜宇光学科技(
02382)が4%超それぞれ上昇した。金先物価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(
02899)も高かった。半面、信義光能(
00968)や周大福珠宝(
01929)の下落が目立ったほか、龍湖集団(
00960)や華潤置地(
01109)など本土不動産株も売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.86%高の3840.66ポイント。華虹半導体(
01347)やセンスタイム(
00020)が上昇率上位だった。指数構成銘柄以外では、2024年3月本決算で純利益が前年に比べ約70−90%増加する見通しを発表したテキスウインカ(
00321)が26.04%高と急騰した。