6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.54%安の3048.79ポイントだった。深セン成分指数は0.57%安の9340.01ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8458億9200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前場は前日終値を挟んで一進一退。後場に入ると次第に下げ幅を広げ、終値は4月24日以来およそ1カ月半ぶりの安値だった。米利上げ時期や中国景気の不透明感がくすぶるなか、5月の米雇用統計と中国の貿易統計の発表をあすに控え、持ち高を整理する動きが指数を押し下げたもよう。中国の5月の乗用車小売台数(速報値)が前年同月比3%減ったと伝わり、関連銘柄が売られた。セクター別では、自動車サービスが全面安のほか、ソフトウエア開発、インターネットサービス、コンピューター、教育が大きく売られた。半面、貴金属が逆行高。
A株市場では、太陽光発電関連の隆基緑能科技(
601012)、晶澳太陽能科技(
002459)の下げがきつい。前日買われた用友網絡科技(
600588)は反落。スーパーマーケット運営の永輝超市(
601933)、リチウム電池材料の寧波杉杉(
600884)、環境マネジメントの東江環保(
002672)も売られた。半面、台湾・鴻海精密工業傘下の富智康集団(
02038)がストップ高。家電株の美的集団(
000333)と海爾智家(
600690)の上昇が目立った。石炭株の中国神華能源(
601088)、金鉱株の紫金鉱業集団(
601899)も高い。
上海B株指数は3.38%安の228.28ポイントと6営業日続落。深センB株指数は1.65%安の1111.83ポイントと続落した。