2024-06-06 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:小幅続落、方向感欠く 自動車関連・ハイテク株に売り
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.08%安の3062.93ポイントだった。深セン成分指数は0.12%安の9381.90ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5379億5200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい展開。米利上げ時期や中国景気の不透明感がくすぶるなか、5月の米雇用統計と中国の貿易統計の発表をあすに控え、持ち高を整理する動きが指数を押し下げたもよう。中国の5月の乗用車小売台数(速報値)が前年同月比3%減ったと伝わり、関連銘柄が売られて相場の重荷となった。もっとも、上海総合指数は1カ月半ぶりの安値圏にあるだけに自律反発を狙う買いも入り、下値は限られた。
セクター別では、自動車サービスが全面安のほか、教育、ソフトウエア開発、インターネットサービス、コンピューターが下落した。半面、貴金属が逆行高。
上海B株指数は1.91%安の231.75ポイントと6営業日続落。深センB株指数は0.65%安の1123.15ポイントと続落した。